2007年7月26日木曜日

批評のむずかしさ(あるいは怒りのひとり漫才)

 昔、ある通信のようなものを出した。A4の用紙を二つ折にしてA5版3段組だか4段組の4ページか8ページ立てにした、栞か会報のような体裁である。作品評で交流を図ろうという狙いであったが、作品評を毎回送ってくるひとがいて、しかもそれが各同人誌の作品すべてに触れてはいるが、2行、3行で済ませるという書き方で、「作者が苦心して書いたものを数行の印象批評で片付けるのは怪しからんという声が耳に入って来た。私もそう感じていたから発行を即刻停止した。
 どこぞのへっぽこな文章講座や小説講座の、先生の講評じゃあるまいし、2行、3行でもっともらしいことを書いてハイおしまいでは眉に唾をつけざるを得ないだろう。そんな職人芸みたいな講評など聞きたくもないのは私も同じ。
 そんなのは論外だが、あれやこれやの同人雑誌評に触れて不思議だったのは、その作品のあらすじや内容を書いて終わりにひとことかふたこと何か書いて終わりというスタイル。あれは評ではなくただの作品紹介ではないですか。
 まあ、同人雑誌評も読者獲得のための営業政策という側面は否定できませんからむきになっても仕方ありませんが、それにしてもあまり露骨なのはいただけません。というか、じきに見透かされますよ。

 そういえば、かつて「海燕」で牧野さんでしたっけ、おひとりできちんと作品を読みこなされて単なる作品紹介でない同人雑誌評をされていましたっけ。あんな風に作品ときちんと向き合った評は一行でも胸をうちます。

4 件のコメント:

  1. あっ! ごめんなさいm(_ _)m「文芸同人誌案内」掲示板で、予言しておきながら、ブログは逃げちゃった私・・・。
    某誌ったら、自分のサイトに「案内」作って、その雑誌をHさんに送りつけるなんて、けんか売ってんの? と聞きたくなる・・・。
    同じ同人誌について、2回にわたって批評かい? ほんと、商売がお上手ですよ・・・。
    それなのに、某協会理事さんが読者欄で褒めちぎっちゃったりするし・・・。その理事さん、さんざんご自身の誌で、商業主義の文学がなんたら書いてたのに・・・。
    いや、なんといってもO氏・・・。あ、やば、またとまらない・・・。
    あああ、ごめんなさあい。。。自分のところで書かずに・・・。

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  2. 構いませんよ、Lydwineさん。自分のブログでヤバい話題はお互いのブログを使っておおいにガス抜きしましょう。
     全国文芸なんとかって、まったく似すぎてます。舐めてますね。
     O氏って、そのO氏でしたか。はあ(ため息)危ない危ない。
     むふ、なんだか、あっちを向いてもこっちを向いても眉唾で、 文学も、お金まみれ泥まみれで、汚れちまった哀しみの海の底に沈んでしまってます罠。
     文○同人誌案内とデ○タル文学館だけですね、ピュアなのは。 

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  3. 日○文芸振興会はしらないのですけど、前に、私がブログで、没氏を評したものをほぼ全文こき下ろした評者です。先行して書いているようなので、かなりの時間的制約を強いられているようではありますが、その評のあまりの杜撰さに・・・。
    あの連中がお金をとって、「作品 添削講評」している、というのは、許しがたいと私は思う。
    次は自費出版の斡旋でもはじめるのではないかなぁ・・・。そこまでやると、あまりに見え透いていて、さすがに控えるかな?

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  4. 情けない話ですね。でも文学を食い物にしようとしても最後は文学に逆襲されるに決まってますから、放置がいちばんでしょうけど。
     でも、協力出版だか共同出版だかで食い物にされているうぶな書き手もいますし、物書きの業のような心理をついて食おうとするのを放っておいてはいけないような気もします。

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