2007年7月7日土曜日

死んだ友と散歩した詩人、ふたり

 昨日、『デスノス詩集』が届いた。
 ロベール・デスノス。1900年、パリ市第11区に生まれる。父はパリ中央市場の仲買人。シュルレアリスムに参加し、またレジスタンス活動によってゲシュタポに逮捕され、ナチス収容所を転々とし、1945年、チェコスロバキアのテレジーヌ収容所でチフスに罹患し6月8日に死亡。
 
 その詩。
今日僕は昔の友と……

今日僕は昔の友と散歩した
死んでしまった友なのに
苦にはならずに散歩が出来た

花ざかり 木々は何とも美しかった
友の葬式(はぶり)のあの日には
マロニエが雪かと花を降らせていた
今日僕は昔の友と散歩した
             ……以下略(『デスノス詩集』堀口大學訳・1978年・彌生書房)


 なるほど、J・プレヴェールのあの詩は、この詩を踏まえて書かれたものだったのだ。そのことが判っただけでもこの本を買った甲斐があったというもの。

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