2001年6月29日金曜日

なんてこった

メインのパソコンのWARDが起動しなくなってずいぶん経つ。インストールしなおしたり、いろいろ試みたがどの方法もダメ。仕方なく文章は旧型のノートパソコンで書いていた。亀みたいに遅くて、書く気が失せた。遅れていた雑誌がようやく発行になり、あちこちへの発送準備がすべて終わったので、いよいよ本腰を入れてWARDを使えるようにしなくてはと思っていて、ふとひらめいた。もともと入っていたWARD98を下ろし、WARD2000をインストールしたのが事の始まりだった。ところが2000に気に入らないところが見つかたので、また2000を下ろして98に入れ替えた。するとWARD98がまったく起動しなくなった。それでバカバカしいがもう一度98を下ろして2000をインストールしてみた。なんと、一発で起動して文章が書けるではないか! 万歳! なんてこった。大事なシステム・ファイルを削除してしまったのか、それともMS社の陰謀か(?)は分からずじまいだが、いずれにしても98はあきらめて今後は2000でいくほかはないだろう。もうこういう非文学的なことに頭を煩わせるのは、やめにしたい。

2001年6月15日金曜日

倒れ死すべき

永井荷風の『濹東綺譚』の結末は、…草稿の裏にはなお数行の余白がある。筆の行くまま、詩だか散文だか訳のわからぬものを書してこの夜の愁いを慰めよう…という言葉の後に以下のような詩で飾られ閉じられている。

残る蚊に額さされしわが血潮。
ふところ紙に
君は拭いて捨てし庭の隅。
葉鶏頭の一茎立ちぬ。
夜ごとの霜の寒ければ、
夕暮れの風をも待たで、
倒れ死すべき定めも知らず、
錦なす葉の萎れながらに
色増す姿ぞいたましき。
病める蝶ありて
傷つきし翼によろめき、
返り咲く花とうたがふ鶏頭の
倒れ死すべきその葉かげ。
宿かる夢も
結ぶにひまなき晩秋の
たそがれ迫る庭の隅。
君と別れしわが身ひとり、
倒れ死すべき鶏頭の一茎と
並びて立てる心はいかに。

この短い詩のなかに、「倒れ死しすべき」という言葉が三回使われている。このリフレインはすごい。
しかも、最終の二行には感歎する。

倒れ死すべき鶏頭の一茎と
並びて立てる心はいかに。

朔太郎の「枯れ菊」と、荷風の「鶏頭」にはぐうの音もない。これはしかし、ある程度の年配にならないと実感できないか。

2001年6月14日木曜日

書けない「藤枝静男論」

『空気頭』と『田紳有楽』を中心に「藤枝静男論」を書きたいと思ってから、もう数年経つ。
藤枝静男は「私小説」と「虚構小説」のふたつの頭をもつデミウルゴスである。「私小説」と「虚構小説」の両極に引き裂かれた稀有の作家である。と思っているのだが、まだそれをきちんと書き通す自信がない。

2001年6月12日火曜日

緑の葉に白い蝶

あちこちで山ボウシの花が咲いている。広がった緑の葉に白い蝶がびっしりとまっているように見えるが、近寄ると十字の花びら。ハナミズキとそっくりでどこが違うのか、知らない。明日、デジタル・カメラで撮ってみよう。
今日も本が読めなかった。

2001年6月11日月曜日

パソコン・ストレス

いやはや、このところパソコンがらみのことばかりで、文学を遠く離れてしまった。
そもそもの発端はWARD2000とWARD98が原因だった。98より2000の方が進化していると思ってインストールしたのはよかったが、使ってみるとたまたま動きが鈍くなったり挙動不審になったり、あげくのはてに「システム・リソース」がなんたらかんたら…しかも文芸誌O(オー)印刷版の方の編集レイアウトでルビを振るのに不都合な点が発覚した。98はルビの位置を標準の位置のほかに、-1とか+1とか寄せたり遠ざけたり自由に設定出来た。なのにである。2000にはその機能がない! ために行間がそこだけ広くなってしまう。はなはだみっともない。腹が立った。で、2000から98へ、ヴァージョン・アップならぬヴァージョン・ダウンを決行した。だがその時、どうやら削除してはならないシステム・ファイルを削除してしまったらしい。で、ヴァージョン・ダウンしたWARD98が起動しなくなった。他のアプリケーション・ソフトにはまったく異常がない。WARD98だけが開かない。仕事やら何やらで大幅に遅れていた文芸誌O(オー)印刷版の編集レイアウトがもう少しで終るところだったのに。重ねてホーム・ページのINDEXのページの画像は6個も行方不明になるわ、これはもうパニックである。(教訓…むやみにアプリケーションやシステムをいじるな)で、仕方なくフロッピーにファイルをコピーし、Windows95でしか動かない古いノート・パソコンに移して作業を続行した。が、とにかく動きが遅い。いらいらいらいらしながら、それでも今夜レイアウト作業を終え、版下までプリント・アウトした。早速、明日、印刷所に持ち込んで、それでほんとうにやれやれ。ん? そうじゃない。WARDの使えないパソコンをどうする?
1 トラブルの多いWARDを見捨てて、一太郎など他のワープロ・ソフトに寝返る。
2 書くのはエディターを使い、編集レイアウトにはPage Makerとかの専門ソフトを使う。(欠点1…ソフトが高い)
3 使いなれたWardを使うために、Windowsを再セット・アップする。(欠点2…そのためにはデータ・ファイルをバック・アップしなくてはならないが、大容量記憶装置がないからMOなりCDRWなりを購入しなくてはならない)

2001年6月9日土曜日

パソコンのブラックボックス

INDEXのページのContentsを示す画像が6つも行方不明になっていたが、管理人のパソコンではすべて表示されていたので、まったく気づかなかった。調べた結果、ローカルのフォルダには存在していたがプロバイダーのサーバーのイメージ・フォルダには無かった。FTPで転送されているはずが、されていなかったのだ。どうしてそうなったかは分からない。タイム・スタンプのずれのせいか? デフラグの際の表示が笑ってしまった。
「このドライブのエラーがチェックされたのは7×××日前です」そんな二十年以上前には、パソコン持っていなかったぞー。
やれやれ。だが、とにかく一件落着。
とうとうホーム・ページのサイズが4MBを超えた。ここの容量は10MBであるから、もう少しで半分になりそう。

なぜか疲れた。缶ビールを飲みながらグレン・グールド演奏の「フランス組曲」と「イギリス組曲」を聴いて(これは楽しい)、それからNHKで放送されたグールドのドキュメンタリーを録画したテープを久々に出して、彼が動物園の象たちの前で歌う場面を見よう。動物にも音楽が解るとグールドは本気で信じていた。(?)
このヴィデオ・テープと埴谷さんを取材した「死霊の世界」は宝物だ。そういえば、埴谷さん、毎晩、毎晩、ワインを結構飲んでいたなァ。明日、ワインを買いに行こうっと。