これではダメですね。
Bluesについてあれこれ検索しているうちに、Bessie Smithとか、Linda Hopkinsというすごいおば様シンガーに遭遇してしまった。
その上、 Bessie Smithが何と"A Good Man is Hard to Find(善人はなかなかいない)" というBluesを唄っているのも発見。しかもさらに検索を続けると、Flannery O'Connorの小説「A Good Man is Hard to Find"(善人はなかなかいない)」より先にこの歌が存在し、むしろFlannery O'Connorがこの歌から小説のタイトルをいただいたらしいのです。
そこまでは知りませんでした。ネットってすごいですね。
では、Bessie Smithが唄った"A Good Man is Hard to Find"をどうぞ。
歌詞
"A Good Man is Hard to Find"
by Eddie Green,recording of 1927 or 1928
My heart's sad and I am all forlorn, my man's treating me mean
I regret the day that I was born and that man of mine I've ever seen
Happiness, it never lasts a day, my heart is almost breaking while I say
A good man is hard to find, you always get the other kind
Just when you think that he is your pal, you look for him and find him fooling 'round some other gal
Then you rave, you even crave to see him laying in his grave
So, if your man is nice, take my advice and hug him in the morning, kiss him ev'ry night,
give him plenty lovin', treat him right
For a good man nowadays is hard to find, a good man nowadays is hard to find
ちなみに、Linda HopkinsとBessie SmithともにSt.Louis Bluesを唄っているが、 Bessie Smithは演出か地か、お酒をぐびぐび呑みながら唄い出していて唖然としました。Linda Hopkinsが唄っているのは「私はあの夕陽が沈んでゆくのを見るのが嫌い」という、フォークナーの短編のタイトルにも使われた正統な歌詞の方。
I hate to see that evening sun go down
I hate to see that evening sun go down
'Cause, my baby, he's gone left this town
Feelin' tomorrow like I feel today
If I'm feelin' tomorrow like I feel today
I'll pack my truck and make my give-a-way
St. Louis woman with her diamond ring
Pulls that man around by her
If it wasn't for her and her
That man I love would have gone nowhere, nowhere
I got the St. Louis Blues
Blues as I can be
That man's got a heart like a rock cast in the sea
Or else he wouldn't have gone so far from me
I love my baby like a school boy loves his pie
Like a Kentucky colonel loves his mint'n rye
I love my man till the day I die
by W.C. Handy
Memo:
oyamabokuchiの栽培技術と効率的調製法について、さる県の農業試験場のためになる記事を発見。ファイル保存とプリント・アウト。この県の試験場には、以前、発芽に関する重大な情報も頂戴していて実にありがたい。
特に葉の精製については、ローラー、カッターミル、篩いは2mmというのが重要なヒントになった。乾燥した葉を手で揉むのでは江戸時代と変わりなく、とてつもなく非効率な作業なので何とかならないかと考えていた。後はどれだけ精製精度を上げられるか、である。
今年は一挙にsoba、wasabi、oyamabokuchiと3種類に挑戦となる。これが全部自前で揃ったらまさに至福の蕎麦になります。
なぜこの県の試験場がこんなに熱心にoyamabokuchiの研究をしているのかと思ったら、昔から笹団子にoyamabokuchiを混ぜているらしい。あれ? 漱石の「坊ちゃん」で夢の中でばあやの清がむしゃむしゃ食べたのは笹団子だった? 笹飴? あ、笹飴でした。
うとうとしたら清(きよ)の夢(ゆめ)を見た。この場面だけ、なぜか今もなお強烈に覚えています。
清が越後(えちご)の笹飴(ささあめ)を笹ぐるみ、むしゃむしゃ食っている。
笹は毒だからよしたらよかろうと云うと、いえこの笹がお薬でございますと云(い)って旨そうに食っている。
おれがあきれ返って大きな口を開いてハハハハと笑ったら眼が覚めた。
おお〜、ベシィ・スミス ! 好きです。
返信削除修正しておきました。(^_^)
返信削除私も昨夜は似たような状態でした。
底力のある“A Good Man is Hard to Find” いいですね~。オコナーもこれを聴いて、イメージを作っていたのかな~、と思いました。ブルースは、息子が以前ギターでよく弾いていたので、リズムだけを聞き覚えてあるとき家事をしながら「チャンコチャンコチャンコチャンコ」と鼻歌で歌っていたら、「それ、阿波踊り?」と、息子に言われ、ガクッときたことがありました。ちょっとどこかが違ってたらしいです。
返信削除遙かな遠い時代の向こうから聞こえてくるような歌。胸の底から、思いがのたくり這い出てくるような歌声。聴かせていただいて有り難うございます。
オコナーもこのBessie Smithの歌が好きだったのではないでしょうか。
返信削除タイトルは同じですが、オコナーの"A Good Man is Hard to Find"の方がすごい進行と終わり方で、頭に焼き付いて一生離れません。
酒をくらいながら唄うBessie Smithを見ていて、思い出してしまいました。下は、Billie Holidayが唄った「Strange Fruit」の歌詞ですが、この現実のなかで、白人たちのまえで唄う自己矛盾を抱えていたのかもしれませんね。まして、こんな歌を唄ったこともあったのでしょう、どうやらKKK団の影に怯えていたらしいBillieは、酒と麻薬に溺れてしまいました。そのせいもあってか、ことに晩年の音域は極めて狭い。けして気もちよく聴ける声でもない。むしろ恐ろしげですらあります。
返信削除Southern trees bear strange fruit
Blood on the leaves and blood at the root
Black bodies swinging in the southern breeze
Strange fruit hanging from the poplar trees.
Pastoral scene of the gallant south
The bulging eyes and the twisted mouth
Scent of magnolias sweet and fresh
Then the sudden smell of burning flesh.
Here is fruit for the crows to pluck
For the rain to gather for the wind to suck
For the sun to rot for the trees to drop
Here is a strange and bitter crop.
あ、実は昨夜、Bessie SmithといっしょにBillie Holidayも何曲か聴いたんです。
返信削除この「Strange Fruit」は晩年に近いんでしょうか、もっと若い頃の声に比べると声を潰した日本の演歌歌手みたいでドスが利いていますね。
それにこの時代にこの「Strange Fruit」を唄うこと自体、薬やアルコールを飲まずにはいられないくらいプレッシャーがあったのかもしれません。
フォークナーの短編にも「Strange Fruit」みたいなものが幾つもありますね。白人でありながらよくこんな作品を書いたものだと思います。そこがフォークナーの偉さでもありますが。