2007年11月21日水曜日

火口(ほぐち、ぼくち)

 実は日曜日にoyamabokuchiが自生している場所を、何と市内のとある山中に発見していたのでした。
 ただしここに書くのはどうかとためらっていたのでした。
 あまりにマイナーすぎる話題ですし、あまりにも文学から離れたままですし……。
     (ええい、書くことも読むことも、生きることも日常も等価!)


oyamabokuchi071118_2.jpg


 枯れてはいますが、結構たくさんの葉が採取できました。しかも枯れていて好都合で、緑の葉だったら幾日もかけて乾燥させなければいけませんが、もうすでに乾燥状態で、すぐに葉を揉むことが出来ました。

oyamabokuchi_kareha071120.jpg


上の葉を揉んだものが↓。

oyamabokuchi_mondaha071120.jpg

 モグサに似ていると思いませんか?
 実はoyamabokuchiの火口(bokuchi)は、かつて火打石で火を作る時に↑のもじゃもじゃに着火させ、それから竃などへ火を移したという、昔の生活必需品だったのです。それが精製されて蕎麦や餅のつなぎにも使われていたという訳です。ことに、水田の無い畑作だけの山間地では粟などで餅を搗いたのですが、粟だけでは粘りが無く餅にならないのでつなぎとして精製したもじゃもじゃを使用し、粟餅を食したということです。それが蕎麦のつなぎに使われるとそば粉10割で打てるのだそうで、だからこそこの植物探しに狂奔したのでした。
 この手もみしたもじゃもじゃの精製作業は、重曹を入れたお湯で半日くらい煮て、葉の表の茶色い部分など夾雑物を水で洗い流し、白い繊維質だけを取り出します。
 ただし、あまりきれいに茶色い部分を取り除かない方が、蕎麦の仕上がりが田舎蕎麦風に黒っぽくなるようです。
 精製作業が終わったら、とにかくこれで一度、自分だけで10割蕎麦を打ってみます。
 
 やれやれ、来年は花の時期に山へ行ってみることにします。
 花はアザミに似ていますが、キク科。葉っぱはゴボウの葉に似ていますがキク科。

oyamabokuchi_flower.jpg
 

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