2009年1月29日木曜日

匿名小説

「黒馬」36号、林さんの追悼文ふたつ。「照葉樹」6号は二人誌。二人でも同人誌が出し続けられる。同人が多ければ良いものではなく、どんな作品を書いたか、書こうとしているか、それが大事。早速、読み始める。

 久しぶりに、セルジュ・ゲンスブールの「La chanson de Prevert」を聴いた。セルジュ・ゲンスブールがJ・プレヴェールばかり歌っているCDがあるのだが、これが値引きされた価格がオンライン価格3582円、3枚以上まとめ買いで994円値引きされて1枚2986円、などと悩んでいるうちにある場所に彼の歌が何十曲も置いてあるのを発見、oh! これだけの数があったら、J・プレヴェールのほかの歌も混じっているのかもしれない。
 それとは別に、J・プレヴェールの詩に曲を付けたシャンソンを集めた4枚組みCDのなかに、そのものずばり、「ボリス・ヴィアン」という3分ほどの曲がある。誰が歌っていて、どんな歌なのか聴いてみたいのだが、まだ入手できない。
 セルジュ・レジアニにもChante Boris VianというCDがあり、輸入版がAMAZONに出ているが6309円なので手も足も出ません。
 J・プレヴェールにBoris Vianという題名の詩があるのかどうか。ちょっとフランスのサイトまで検索に行ってみよう。歌い手くらいは判りそうなものです。セルジュ・レジアニかな。
 (アルファベット名前をそのまま表記すると、どうもその記事に海外からのスパムが入る確率が高くなるので、カタカナ表記にすることにしました)

 「家畜人ヤプー」沼正三、「O嬢の物語」ポーリーヌ・レアージュ。どちらも匿名の作家によって書かれた。どちらも猥褻その他裁判にかけられそうな内容であるから、作者が名を秘匿しているのには納得がゆく。近年、その作品から受けるイメージを壊してしまうような貧相な写真まで発見されてしまったロートレアモンの「マルドロールの歌」も、以前はイジドール・デュカスという名前だけで、どんな人物だったのか判然としなかった。
 こんな風に誰が書いたか判らない小説が書けたら面白いのだけど。
 

3 件のコメント:

  1. 「四畳半襖の下張」(永井荷風?)「眼球譚」(バタイユ)なども、匿名で書かれましたね。「眼球譚」は地下出版でした。ちなみに、竹久夢二が書いたという触れ込みの官能小説がありますが、これは完全な偽物だそうです。
    そういえば、昨年どこかで、官能物を書いてみようかな、なんてことを言ってしまったことを思い出しました。匿名を使おうかな・・・。ってこんなことを書いて、「木曜日」に載せたら、匿名の意味がありませんね。
    といっても、私は荷風やバタイユのように世間に通用する名まえを持っていないのだから、どんな名まえでも匿名とかわらないわけで、また、同人誌という特質上も、筆力の上でも、裁判にかけられるほどの衝撃を、世間に与えられるわけでもない。あるいは、いったい現在の文学において、なにをすれば衝撃足りうるのかというのも、かなりの疑問です。
    でもそれを疑問といってしまうことのなかにも、社会の見え方、文学の枠組みを刷り込まれている証拠なのかもしれません。
    既成の文学の外へ、ですね。

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  2. とにかく、なんとか6号にこぎつけたことで肩の荷をおろしました。
    今は、ほっとひといきです。
    よろしくお願い申し上げます。

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  3. そう、Lydwine. さんが木曜日に載せたら匿名ではなくなってしまいます。
     それから、匿名小説のほとんどが官能物というのがね。私は、官能物ではないものを匿名で書きたいんですが、むずかしいですね。
     mizukiさん、みずからも書いて編集もしてというのは2~3倍疲れます。でも、発行し終え、少し放心している期間って独特の解放感ですよね。ちょっとだけ、ぼーっとしましょう。
     これから締め切りを迎える身としては、うらやましいです。

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