2006年12月9日土曜日

オンライン合評会

 39号の合評会を年末は気ぜわしいので1月後半に開こうと、同人専用でパスワードアクセス制限つきの「オンライン例会室」に書き込みをしたら、Yさんから道路が凍って運転が怖いから行かないとのレスがあった。Yさんが来ないと、遠隔地の同人を除くと全員出ても3名。
 仕方なく、一度、インターネット上で合評会を試行してみようと思いたった。
 とはいえ、全員がパソコンにカメラを取り付けてテレビ会議風という訳にも行かないし(個人的にも顔を出すのは死ぬほど厭だし、携帯のテレビ電話さえ使ったことがないし今後も使うつもりはないのだ。強調)、チャットでは忙しすぎて付いてゆけない世代ばかりだし、結局はスレッド式の掲示板で、各作品ごとにスレッドを立てて、そこに感想・批評の書き込みをしてもらう形がまあ無難なのではないか。
 そう考えて、ブロバイダのCGIにあるスレッド式の掲示板を試しに借りてみたが、フォントとか行間とか、デザイン、レイアウトが変更できないので使用を断念し、借りたものを即時返却。ウェブ・フォーラム形式のフリーCGIスクリプトをダウンロードし、借りているサーバーに設置した方がよさそうだ。
 
 とにかく、一度試して見ないと分かりません。思い通り進行しなかったらやめて別の方法を考えます。


 ★ 夜  ★

 同人誌の「オンライン合評会」用のBBS、設置終了。やはりスレッド型の掲示板に落ち着きました。各作品ごとに判りやすく表示されるのはこれしかない。さっそく、すでに寄せられている感想、批評を代理という形で書き込む。
 ただ、この「オンライン合評会」の公開についてはまだ判断がつかないので当分は表には出さない。IDとパスワードでアクセス制限をかける機能もあるが、これもまだOFFにしてある。
 本当はどなたにもアクセスして読んだり書き込んだりしていただきたいのですが、いたづら書き込みや宣伝書き込みを考えると消極的にならざるを得ません。理想はオープンがいいに決まっていますが、難しいです。
 ID、パスワードで入れるようにして、同人以外でもご希望の方や外部から感想を寄せていただいた方にはID・パスを発行してご招待、という方法もありますがさて……。とにかく39号の合評を済ませてから考えましょう。
 ということで、設置した「オンライン合評会」へ、自分も同人の作品評を順次書いていかなくてはなりません。

    ★     ★

 『石の葬式』は遅々とした速度で「石の葬式」、「ペガサス号の一日」、「神の思し召し」、「預言者エレミヤ」まで。ここまでで一編もハズレがない。
 ちなみにこの短編集の原題は、Little Infamies=ささやかな不道徳、なのだそうです。その方がずっとしっくりいたします。ささやかな悪意もそこかしこに書かれていて面白い、です。
 次は「海辺のカフカ」ではなく「海辺のクジラ」。楽しみはゆっくりと。
 (あ、連想でカフカの「国道のこどもたち」を思い出した)

2 件のコメント:

  1. 私も、原題のほうが良いと思います。
    お読みになっている状況がわかるので、私は傍でわくわくしながら顔を覗き込んで反応を待っている子供のようです。隅々まで楽しめる小説が最近少ないので、こういう作品に出会うと、ついつい肩入れしてしまいます。
    いま、コルタサルの『通りすがりの男』の「光の加減」と「貿易風」の2編を読んだところです。分かりやすい文章ですが、2編とも、現実を納得せず相手に望ましい虚像を演じさせたり、表面上の刺激を望んでいる状況、を書いてあり、満たされた人間の退屈について理屈で書いてあるのかもしれないと思います。再放送されている古い「刑事コロンボ」を見ているような気がしないでもありません。でも、期待を捨てずに最後まで読んで見ます。

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  2. コメント、ありがとうございます。
     そうでしたか。実は「通りすがりの男」は未読で、私が読んだのは「遊戯の終り」と、いくつかの短編集から集めた岩波文庫の「コルタサル短編集」なんです。
     昨夜は「海辺のクジラ」、「野獣の日」、「サーカスの呼びもの」を読みました。
     結末の、クジラの胃に穴のあくような思い。うまいですよね、コレだけの枚数で。
     「野獣の日」はささやかな不道徳というか、ささやかな悪意というか、登場人物がみんなで少しずつ悪意を分担し合っていて、感心しました。そうすることによって誰か特定の人物が罪を背負わなくて済むような、まさに「村」のシステムでしょうか。
     「サーカスの呼びもの」は、ケンタウロスが衣装をまとった人間であると書かれているにもかかわらず、なぜか、人間ではなく本物のケンタウロスであるかのような思いが強くなる、不思議な小説ですね。

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