2008年11月5日水曜日

ギター

 緑の沈黙が君臨しよう

 錯雑としたギターの音の。

 ギターは水ならぬ

 風の 泉
 

 これは、グスタフ・ルネ・ホッケ著、種村季弘訳「文学におけるマニエリスム」(1971年、現代思潮社刊、1000円)の巻末に置かれたマニエリスムの詩のアンソロジーに収録された、スペインの詩人、ジェラルド・ディエゴの「ギター」という詩。
 ......水ならぬ 風の 泉......なんて、素敵にマニエリスムです。「アルハンブラの思い出」とか、「アランフエス協奏曲」とか、まさにギターが風の泉であることを実感させてくれます。
 羨ましくもスペイン在住の cazorlaさんの、しばらく前のブログ記事に迂闊ながら触発されて、思い出しました。

 そういえば、ここに置かれている、カザルス演奏のスペイン民謡「鳥の歌」も、同じ弦楽器ですから風の泉から湧き出すポエジーを感じます。

2 件のコメント:

  1. アランフェス協奏曲、好きです。
    ギターの曲では一番好きです。

    返信削除
  2. そう、聴いていると行ったこともないのにアランフェスの街にいて、風や光を感じているような、そんな気がしてきますよね。
     (猛烈な睡魔に襲われてレスが遅くなりました)

    返信削除