2008年11月2日日曜日

半日たっぷりソバ吉君

 午後、すべての玄ソバの磨き作業をし、10kgほど製粉してみた。
 玄ソバの磨きは、殻をむいた「むきみ」を製粉するのではなく、殻ごと粗挽きしてふるいで殻を取り除く製粉方法では必須作業である。殻についた土、埃、それからいちばん多いのがソバの実にへばりついている萼(がく)の乾燥したもの、これらを摩擦で落とすのが磨きであり、通常は自家用に使われている「循環式精米機」で、抵抗を最小にして玄ソバを一定時間循環させていればきれいになるのだが、わが家にある精米機は同じ循環式精米機であるが、抵抗が強・中・弱の三段階しかなく、弱で循環させても殻がむけ、実が割れてしまって使い物にならない。
 そこで、その代用として妻の実家の土蔵に眠っていた、相当ふるい「餅つき機」。今様の蒸して搗くタイプではなく、竃やガスで蒸したもち米を「搗く」だけの機械である。すり鉢型の器の底にちいさいプロペラのようなものがあって、それが回転して餅を搗く(というより、こねる)。
 そのプロペラに小さな「たわし」状のものを縛りつけ、玄ソバをすり鉢型容器の8分目くらい投入し、ふたしてそのうえに重しを載せて(そうしないとソバが飛び出す)スイッチ・オン。5分ほど放っていて電源を切り、蓋をはずしてみると、萼などがきれいに取れているではありませんか。ただし、構造上、萼やゴミ類もそのままですので、それをまたふるいにかけなければなりません。
 一時間か一時間半くらい同じ作業を繰り返し、磨き作業を終了。
 そのうち10kgを製粉機で粗挽きして、20目のふるいで殻を篩いだし、80目のふるいで一番粉を篩いだし、残ったものをもう一度製粉機にかけ、それをさらに80目で篩い、残りをさらに製粉機に書けて今度は40目のふるいで篩った。それで篩い残ったものは僅かなので捨て、一番粉、二番粉、三番粉をひとつの器にいれて混合、1Kgずつ真空パック用のガゼット袋に詰め、脱酸素剤を入れ、真空パック器で脱気してシール。しかし、脱気が専用袋でないとうまくいかない。専用袋は内側の一枚に縦に微細なデコボコ縞模様が付けられていて、そのデコボコな筋を通って空気が脱気されるのだが、市内の包装資材店で購入した普通の真空パック用袋にはその筋がなくつるつるなのである。それで脱気出来たり出来なかったり、その都度、微妙に違ってしまう。
 脱気する口の方に何か挟んで空気が通りやすくすればいいのかもしれない。
 悪戦苦闘しながら、7袋と350gのソバ粉が完成。早速、ちょいと「蕎麦がき」を作って試食。うまい!! この滑らかな舌触りは相当にセクシュアルで、作りたてのカマンベールチーズ同様、フロイト先生のいう口唇性欲にダイレクトに官能いたします、ね。
 そういえば、昨年、同人のY本さんが「蕎麦掻き」が好きということでお送りする約束だったが、失念して失礼したまま......(-_-;) だったので、今年は最初にお送りしよう。

(下書きしたまま、公開設定に変更するのを忘れて寝ちゃいました)

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