2008年7月17日木曜日

批評が機能しない時代に、敢えて

 長野ペンクラブの事務局をみごとにこなされている金児さんが、ご自身のブログ金児至誠堂で「信州文芸20」掲載作について、ここ数日連続で書かれている。
 別に嫌味でも何でもなく、同人誌に小説を発表している人の多くは、自分が書きたいものを書いて同人誌に掲載された、それだけで満足しているらしいし、自分の書いたものには感想、批評を言って欲しいけれども、自分はひとの書いたものは読まない、感想、批評も言えない、言いたくない。
 だが書くことと読むことは、いわば創造の無限スパイラルなのであって、書くことと読むことが相互に照応しあい、干渉しあってこそ、さらに書くことと読むことへリンクしてゆく。
 そうでなければ、何のための創作であり、読書、批評であるのか。
 と半ば絶望しつつ、半ば怒りつつ、金児さんの、ご自分の目できちんと読み、なおかつ言葉は少なく厳選されてご自分の思考と感性をもって感想を書かれる行為に賛同し、いたく感動しました。

2 件のコメント:

  1. 金児至誠堂2008年7月20日 9:56

    ここのところ、信州文芸誌協会の人達に、仲間意識を感じるようになりました。どこまで続くか、ボチボチやって行きます。

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  2. そういう共生感がいちばん大切と思います。
     そうでないと、自分が書いたものが発表できればいい、自分が所属する同人誌が発行できればいい、といった閉塞的唯我独尊に陥ってしまいますので、視野は広いに越したことはないと思います。

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