一泊の予定を二泊した二男が午前中にさっさと帰京。仕事の他にやりたいことがあって、むしろそれが生きがいとなっている彼にしたら、最大の親孝行であろう。
読書初めというわけでもないが、手元に置いたまま一向に読み進められないル・クレジオの短編集2冊のうち、「春その他の季節」を少し読む。5編すべての主人公が女性。
男性作家が女性を描いているのを、男性である自分が読んでいる不思議な感覚。性差というのはやはりあるのである。それを縮めようとして、男性作家は女性を描く。では女性作家が男を主人公にどんな小説を書いただろうかと考えて、たちまち行き詰まった。V・ウルフや残雪、アゴタ・クリストフとか、読んだ女性作家の数が少なすぎる。
昨年のアメリカ大統領のChangeに倣うのではないが、今年はマンネリを排して新しい出発点に立とうと思う。多少の軋轢が生じても仕方ない。
そんなことを考えていて、確たる理由や確信があるのではなく、漠然と、また筆名に戻ろうかと思っている。実に感覚的。
かつて小説を書きはじめた頃、生きる自分と書く自分は別もののような気がして筆名を使ったのだったが、途中でそれも変だと思い、本名に戻した。しかし、本名に戻してからの方が作品が書けなくなった。名前だけの問題ではなく、ほかにもっと根本的な問題があるのだが、それでも今はまた、生きる自分と書く自分は別ものという方がしっくりするような気がする。書く時には実人生で諸々背負っているものはすべて背中から下ろして、単一に書く自分だけで挑んだ方がいい。
あいかわらず、「Poéte & Chansons― Arthur Rimbaud」を聴き続けている。
しかし、ランボーの詩よりもさらに、北アフリカで貿易商人として生きた後半の人生の方にこそ、私の想像力や共感は強まる。
私は、実人生であまりに物分りが良くなり過ぎた。
それが書くことにも影響してしまい、それ以上書き進められないほどつまらない小説になってしまうのだ。
今年は物分りの悪い人間になって、もっと物分りの悪い小説を書こう。
あけましておめでとうございます。
返信削除ご挨拶が遅れまして本当にもうしわけありませんm(__)m
今年もよろしくお願い申し上げます。
創作、文学、自然の記事を今年も楽しみに拝見させていただきます。
私のブログももうちょっと中味が濃ければよいのですが^^;
すなめりさん、年賀のごあいさつ、ありがとうございます。
返信削除こちらこそよろしくお願いいたします。
今年は何とかもう少し発奮したいと思っています。
ごぶさたいたしております。
返信削除ちょっと遅いですが、あけましておめでとうございます。
当方、相変わらず塾の非常勤講師で、ワーキングプアをやっております。少子化も手伝って、塾も厳しくなるばかりですが、なんとか去年は切り抜けることができました。
私個人の場合、去年はパチンコの方が好調だったおかげで、少しだけ貯金が増えましたがw……しかし、先行きは油断できません。
読書の方は、商売柄、古文に偏ってきております。それとも年齢のせい?
どうも突然、失礼致しました。
またいずれ参ります。
ナカシマさん、お久しぶりです。
返信削除たまたま、ナカシマさん、どうされているかな、あの方はどうされているのかなと思うことがあります。
リーマン・ショック以後は有為転変が激しすぎますので、お変わりないのが何よりです。
こうして時折コメントを入れていただければ、うれしいです。