この頃しきりに同人誌の原点へ立ち還りたいと考えている。
そのために、長いこと発行し続けてきた同人誌を終刊しようとさえ考えている。
ひとつの死が新たにひとつの生を生む、のではないかと考えて。
客観的に見れば、20世紀はともかくこの21世紀初頭では、すでに文学などほぼ「死に体」にあると判断されても仕方ない状況にある。
誰も本気で小説など読まない時代。ブラッドベリの有名な小説のように文学書が人間社会のためにならない書物として焚書されるのならまだしも、文学や小説が一顧だにされない時代がいよいよ到来したのかもしれない。
日本で「文学の死」について正面から臆することなく書かれたのは佐々木基一さんかと思われますが、こういう認識を現代日本の作家、評論家、読者のどれだけがしているのだろうか。
あったことをいかにもあったように書くリアリズムの小説も、無かったことをいかにもあったように書く虚構の小説も、胡散臭ささにおいては同列であった。
そういう認識を獲得するのにかくも長い時間を必要としてしまった。
むしろ、自分が書くもので食えないアマチュアであるからこそ、編集者や評論家や読者の読みや意見などを気にせず、自分が思うがままに書いていいのが同人誌なのではないか。
自分が書くものが自分以外のひとに理解されないからといって、立ち止まってはいけない。
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