2009年9月30日水曜日

読めない理由

 ようやく、少し雨が降った。車で走りながらあちこちで見るソバ畑が、今年はひどいものである。茎が短くて葉が黄色くなってしまった畑の多いこと。あれでは収量はかなり少ないはず。
 われわれが共同栽培している畑のソバは結構草丈は伸びているのだが、旱魃の影響で花がすべて実になるのか、またその充実の度合いはどうなるだろうかと心配。

 ル・クレジオの短編集を2冊買ったまま、まだ読んでないのを思い出したので、手元に置くようにしたのだが、まだ開けない。というか、開いても読めない。どうも目の調子がよろしくない。もともとが近眼なので近眼の眼鏡をはずして裸眼になればまだ老眼鏡は不要なのだけど、どうもチラチラして文字が読みにくい。パソコンのモニターばかりみつめているから目が疲れているのだろうと思い、とりあえずは目薬。これがまた長続きがしないで、ほとんど三日坊主。
 先ずは「「海を見たことがなかった少年」に似ていて、入り込みやすそうな「春、その他の季節」から始めよう。

 Lydwine.さんがアナトーリィ・キムの「リス―長編おとぎ話」の本文を少しメモ=紹介されている。アナトーリィ・キムといえばやはりLydwine.さんに触発されて下積みになっていた世界文学のフロンティア3「夢のかけら」を掘り出して、それに収められた「コサック・ダヴレート」という短編を読んだが、人称の上をあれこれ自由に動いて目の回る小説だったが、「リス―長編おとぎ話」はそれがもっとすごいらしい。Trance Impersonal、いや超人称小説とでもいうのか、人称に自在に憑依するというか、なかなか興味深い小説。
 ネットで検索したら下値600円、普通900円くらいで入手可能だが、今の目の状態では買っても読めないに決まっているのだけど......。

2 件のコメント:

  1. ご無沙汰しました。
    記事のご紹介をありがとうございます。
    「コサック・ダヴレート」で慣らされたのか、あるいは、その覚悟をして読みはじめたせいかもしれませんが、「リス」は、「コサック・ダヴレート」よりも、読めます。とはいっても、語り手が憑依するという前提があるおかげだろうと思います。
    かなり楽しんでますよ。貧乏画学生たちが、切なくて、物語のほうもよいんです。

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  2. 私、Google Earthが好きで、時々、数百m~1000m上空から地上を飛行しながら見たりするんですが、「コサック・ダヴレート」や「リス」はまさに人称の上を自在に飛び回るエクリチュールとでも言いましょうか、面白いですね。
     「リス」、結局、古本をオーダーしてしまいました。 (^_^;)

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