2008年3月31日月曜日

逡巡

 原稿が出てくるか来ないのか、ひとりだけ意向のつかめなかった同人から電話。
 ほとんど書きあがっているのだが、身内に数えで104歳の方の葬儀が出来て三日間そちらに詰めていたので、31日の締め切りには間に合わないと。
 自分の原稿がいつも間に合わない身としては、即座に、1週間や10日は他の同人の作品を読んだりレイアウトしてるので大丈夫ですよ~、などど太っ腹なことを言ってしまいました。

 というと、結局原稿が出ない可能性があるのは私だけ? というか、私のが出なくても雑誌になる、と思うと一気に結論を出してしまいそうで、危ない危ない。
 書けもしないくせにまた題名を変更したくなった。
 J・プレヴェールの「砕かれた鏡」という題名と、その最終行が気にかかる。
星をちりばめたきみの笑いのガラスの破片が七つ

        嶋岡晨訳、「J・プレヴェール詩集」飯塚書店 

出したついでに一編、お気に入りを。

     三月の太陽
         セシル・ミゲルに

オレンジの木のオレンジたち
レモンの木のレモンたち
オリーヴの木のオリーヴたち
茨のしげみの茨たち

日々のぜいたくなこの神秘

人生はすてき
とあなたに告げて死ぬわね
と花は告げ
死んでしまう

その花には答えずに
男は庭を横切る
男は森を横切る
犬にもまるっきり声をかけずに

(以下略)
 

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