2009年11月14日土曜日

無論、語り手=主人公は死者

 ノラ・ジョーンズが新しいアルバムを出したという新聞記事を見て、例の海外の試聴サイトに行ってみたが、13曲入りのアルバムはまだアップされていなくて11/16まで待てという表示。あと3日待てばいいので、試聴出来るシングル曲の2曲だけを聴いた。そのまま帰るのはもったいないので、彼女がそのアルバムを作るにあたってイメージしたというトム・ウェイツのMule variationsというアルバムを試聴した。その1曲目は「Big in japan」というアブストラクトな曲。3曲目には私の好きな「Hold On」、そして5曲目の「House where nobody lives」と、13曲目の「Georgia lee」、15曲目の「Take it with me」というバラードが耳にとまって何回も反復して聴いてしまった。
 世をすねたドラ声の狼が吼えているような、けれども美しいメロディのトム・ウェイツの、この上なくアンビヴァレンツなバラード。
 彼の曲を全曲iPodに入れようかとさえ思った。
 一瞬、トム・ウェイツって、音楽の世界に生まれ変わったブコウスキーみたいと思ったが、時間的に二人の誕生と死が整合しない。

 「House where nobody lives」
 「誰も棲んでいない家」。
 一瞬、そういう題名の小説が書けるような気がした。
 そう、無論、語り手=主人公は死者だ。

 あれ、16曲目の「Come on up to the house」もずいぶん楽しい曲ではありませんか。「Come on a my house」じゃなくて「Come on up to the house」って、どう訳したらいいんでしょう?

��youTubeにありました)



 

2 件のコメント:

  1. 何となくですけれど……
    up to って、動作の「近づいてくる」感じだと思います。
    「家にいらっしゃいよ」ではなく、「家までいらっしゃいよ」なのかしら……。
    あとは、歌詞にもよりますが、the houseで、神の宮居、神のおわす場所、という意味があったような……(うろ覚え)
    ご参考まででございます~m(_ _)m

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  2. すなめりさん、ありがとうございます。
     検索して歌詞を読んでみました。歌詞はちょっとゴスペルを思わせます。
     Youという二人称はどうやら神のようですので、the houseは確かに神の宮居、神のおわす場所かもしれません。
    Come on up to the houseに続いて
    Come down off the cross
    というフレーズがあります。
     「宮居に現われなよ、十字架から降りてきなよ」といった感じかと思いますが、英語力貧弱なものですからどうも自信がありません。
     

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