2009年11月11日水曜日

おっかない(怖い)目をしたひと

 同人誌「胡壷・KOKO」を発行しながらウェブサイト「文芸同人誌案内」を運営されているひわきさんが、「季刊文科46号」に「同人誌内循環」という文章を書かれたというので、地元の書店に入ってみたが、無かった。かつて版元が近くにあったときには必ず置いてあったのだったが、今はどうも注文しないと入手できない模様。しかし、こういう時代なので書店に頼むよりネットで注文した方が早い。しかも7イレブンだったら送料の負担なしで、数日のうちに着く。ということで、速攻でオーダー。かつてはそれでも書店を大事にと思っていたのだけど、書店に勤めているお譲様たちの余りの知識の無さに閉口し、以後はネットで本を買うことに躊躇しなくなった。単に本という物を買うだけだったら、AMAZONや7&Yの方が即物的にずっと優れている、悲しいけれど。




 Tさんの認知症の奥さんは私が行くとニコニコして「こんな可愛い目をした人はどこにもいない」という。言いながら顔を動かし、自分の旦那さんに向かってはこういう。「おっかない(怖い)目をしてる」と。自営の仕事をしながら認知症の奥さんの世話をし、炊事、洗濯、掃除、家事全般をこなしている、頭が下がるTさんなのだが、奥さんの目にはそういう風に見える。おそらく、どういう場面でか怒ったことがあったのだろう。以来、「おっかない(怖い)目をしたひと」になってしまったのだ。
 私がTさんとしゃべっていると奥さんが言う。
「euripidesさん、それだけしゃべれれば大丈夫だ」 
「家でおしゃべりでうるさいって言われてます」
「euripidesさんは何の歌が好き?」
「石原裕次郎の赤いハンカチ」
 なぜか、混乱してはいけないと思ってずっと「石原裕次郎の赤いハンカチ」と繰り返している。たまには変えた方がいいのだろうか。


4 件のコメント:

  1. オーダーなさいましたか。なんだか、申し訳ないような。
    ��さんの奥様はeuripidesさんと顔を合わせるのが楽しいんでしょうね。長い夫婦の歴史がそうさせるのか、姑も同じような状態が見られました。舅も認知症でしたが、こちらは全て頑固になるばかりでした。舅の症状が進んだとき、何かに対して喜んだり楽しんだりしてくれたらいいのになあ、と思ってました。

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  2. 定期購読すればいいんですが、雑誌って結構山になってしまいますからね。
     アルツハイマー型は女性が多いんでしたっけ。男であれだけ面倒を見ることが出来る人はそうはいないと思います。
     

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  3. 「季刊 文科」は、どうやらすっかり店頭販売をやめてしまったようですね。
    「同人雑誌季評」には弊誌の作品が取り上げられたと、掲示板のひわきさんの書き込みでしって、もちろん、ひわきさんの文章も読みたいし、さらに難波田さんも掲載とあれば、手に入れようと、都内の大型書店も見て回りましたが、どこにも置いていませんでした。
    ほんとうに欲しいひとは注文する、という判断なのでしょうね。でも、それでは、書店は、ネット販売に駆逐されるばかりではないかと思うのですけど・・・。

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  4. 昨夜から今朝までずっとネットに接続できない状態が続いていました。
     Lydwineさん、都会の書店でもそうなんですか。文芸誌はすっかりマイナーということですね。
     今日、7&Yに入荷しているはずですので、これから受け取りに行って来ますが、画像で取り込んでみます。それをアップしたら「季刊文科」に叱られるでしょうか。
     Lydwineさんの必要な部分、画像で「静か……場所」にアップしました。Hさんの文章も読めるようにアップしておきました。

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