やはり、昨夜の☆レコードから在庫確認メールが来ない。数日かかることもあるという断り書きはあるが、要するに自分のところには在庫が無いのでメーカー、または仕入先の在庫確認に数日もかかるということだろう。だったら100%、無い。
仕方ないのでG・グールドの『フーガの技法を』かけてみた。グールドは『フーガの技法』を1番から9番までしか弾いていないが、これはちゃんとオルガンで弾いている。
『フーガの技法』というと先頃のレーモン・クノーの『文体練習』を思い出してしまいますが、視点の固定が厭だとか駄々をこねていたら、ポリフォニーだの対位法だの音楽用語ばかりが頭の中をぐるぐる回り出してしまいました。
未読ですがオルダス・ハクスリーの『恋愛対位法』もどうやら対位法を用いて当時としては実験的な試みをしたようですが、余り長い小説を読んでいる時間がないので、今はパスいたします。
ポリフォニーだなんていっても、余り視点が多くなると読者だけでなく作者自身も混乱しそうですので、ここはせいぜい対位法を念頭に置くくらいでしょう。
(でも過去に二つの視点同時進行のヘンな小説を書いたことがあったっけ(ーー;)、あの手は使えない訳だ)
そういえばまた、グールドが製作したラジオ・ドラマ「北の理念」を思い出してしまいました。
『グレン・グールドの世界』というNHKで放送された番組のビデオ・テープを探し出して、久しぶりに見ました。動物にも音楽が解ると言って動物園の象の前でグールドが歌を歌ったら、こちらを向いていた象横を向いてしまって、カメラがライオンや白熊の映像に切り替えられてしまったり、楽しい番組でしたが、フーガとか対位法についてグールドが解りやすく離していて、これも実に勉強になります。
それから『北の理念』というラジオ・ドラマは同時に複数の人間がしゃべるのです。
小説であれが出来ないか? まさか。
どうも、グールド自身が同時にふたつ、みっつのことを進行させることができたようです。
グールドのDVD、みんな欲しい。まだあるかどうか、検索開始!
(うふふ、洞窟書房に並べてしまいました)
「僕が、アタシが、俺が、川で、海で、湖で、上流まで泳いだんだ、砂遊びをしたのよ、向こう岸まで渡ったんだぜ」みたいな書き方で? ひとりひとりの個性が際立っておれば、読み手にも、いま誰が話しているのか、ということがわかりますよね。
返信削除同時に話される、というのは、難しいですが、小説だったら、別に聴き手がいて、それを聞き分けているのですよね。それとも神の視点で?
視点が複数になると、まず分かり易さが必要で、技法だけでなく、なぜ多重視点なのか、という理由付けが必要ですね。その理由をいつ読者に分からせるかというのも、書き手のひとつの楽しみですね。
これ以上考えると足をすくわれそうなのでやめておきます。
返信削除ひとりの同人から、会の掲示板に「原稿は出来ていていつでも送れます」などという書き込みがありました。
まったく、(+_+)。
「今は自分の原稿に七転八倒しておりますので、送っていただいても読めないし編集も出来ませんので、3月後半までお手元に置いてください」と返事を書いておきました。