昨日のピエール・マッコルランについて。
以前のブログに書きましたが、昔、中央公論社で発行されていた文芸総合誌『海』の1970年11月号というものすごく古い雑誌に、実は「特集ボリス・ヴィアン」があり、その最後に戯曲「屠殺屋入門」(生田耕作訳)が掲載されています。だから、先日、ネット古書店で発見して在庫確認メールを送信したがナシのつぶてで返事が無いので諦めた「屠殺屋入門」(生田耕作訳・サバト館発行)が入手できなくても構わないのですが。
その『海』掲載の「屠殺屋入門」の後ろに、生田耕作氏の2頁たらずの解説があります。その解説にヴィアンに影響を与えた作家として、マッコルランの名が挙がっている。
文学的想像力の領域でヴィアンに影響を与えた作家たちの名前を、参考のために、つぎに列挙してみよう。ジャリ(とくに『フォーストロール博士の言行録』)、クノー(『きびしい冬』)、マッコルラン(『反吐の家』、『海賊の唄』、『冒険家の手引き』)、カフカ(『徒刑地にて』)、マルセル・エーメ、セリーヌ、ド・パヴロウスキイ、ハリー・ディクソン、ウェルズ、S・F、アメリカ小説……。以上のリストを見渡して指摘できることは、ほとんどすべてがアナーキスト的傾向の作家たちに限定されていることである。そして、ジャリ、セリーヌ、マッコルランはヴィアンがこよなく愛した作家であり、思想と作風の両面でこの先輩から彼が学んだものは大きい、と生田氏は書いている。
また『日々の泡』は最初マッコルランの人物と生活態度を小説化するのが創作の直接的動機であったと、ヴィアン自身が語ったという。そうだったんですか、なるほど。ますますマッコルランを読んでみないと。
また『北京の秋』をはじめとする、ヴィアンの諸小説と、マッコルランの『反吐の家』の類縁関係は注目に値する。とも。
それで目の色を変えてマッコルランの検索をしたのでしたが、どうやら『反吐の家』は翻訳されてはいないようです。フランスのサイトを探して見る? ジャリの『Ubu Roi』もあったことだし、ひょっとするとフランスの青空文庫にアップされているかも……って、アップされていても読めませんが、(ー_ー)!!
とりあえず『恋する潜水艦』(国書刊行会)は探して読んでみますか。新本は¥ 2,940 (税込) (ー_ー)!!
やれやれ、掲示板迷惑投稿の主が、このところ毎日来ている。隠した掲示板をまた表へ。
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