2006年9月4日月曜日

光と影

 ドストエフスキーの、ソーニャを光とすればラスコーリニコフは影、あるいは闇。
 同じ図式で、フォークナーの『八月の光』における リーナ・グローヴとジョー・クリスマスはと考えると、ジョー・クリスマスの影、闇がむやみと深い。
 ラスコーリニコフが自己を理知の光で測っている部分が多く読み取れるのに、ジョー・クリスマスはまるで動物であるかのように読みとれない。人間として真っ暗だ。フォークナーは結構、こういう怖い人物を多く書いている。

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