RSSリーダーのキーワードに「ギリシャ悲劇」と「エウリピデス」を登録した途端に、結構な数がヒットして訝しく思ったが、なるほどほとんどの記事が蜷川幸雄演出の『オレステス』を見た皆さんの感想でした。
それもコロス(合唱団)が邪魔だとか、ヘレネを捕まえるところが実際に演じられずに報告されるだけでつまらなかったとか……無理もございませんが、ギリシャ悲劇にも日本の歌舞伎以上にコンベンションといいますか、約束事がありまして、それにのっとって演出されている訳です。
それにしても、オレステスが藤原竜也、エレクトラが中島朋子……これはちょっとかっこ良すぎるオレステスではございませんか。
東京公演は終了して、現在は大阪公演の真っ最中です。
そういえば、エウリピデスの『オレステス』の結末はDeus-ex-Machinaによってでしたが、蜷川氏はここのところをどう演出しているのでしょうか。
ここには、機械仕掛けの神によってでなければ解決不能な問題があり、けっして安易なハッピー・エンドではないのですが。なぜかDeus-ex-Machinaはハッピー・エンドという従来の先入観がいまだに払拭されていないようです。
東京まで新幹線に乗って観劇なんて結構なことですが、田舎に住んで歳を取ってくるとなかなか腰が重くなってしまい、よほどの芝居でなければ実行できません。NHKあたりで放映したら見逃さないようにしたいものですが、これが妙に見逃してしまうのです。
マルケスの本は昨夜は目が開いていられなくなって途中放棄。眼精疲労か? 今夜もどこまで読み進められるか。いや、結構面白いのです。
も、もしかして、http://www.pandaemonium.net/で、オレステスを検索したりされました???
返信削除「オレステス」の項はないようですが、恐らくトップに上がってくるのは、「エレクトラ」。すみません、この項目、私が書きました。
ちょっと、手慰みに、このサイトに絡んだ時期があったのですけれど、さすがにネタが切れて、最近はさっぱりなんですが。
蜷川氏のところには、私どもの(かつて、というべきでしょう)同人が、演出助手をしておりましたが、どうしていることやら。
ちなみ、私もこちらでは、ハンドルネーム(?)使わせてもらいます。例の「腐爛の華」です(女性じゃん!)。
「あちら」が、私ばかりが書き込んで、いくらなんでも面目なくて、ちょっと控えたほうがいいかなぁ、などと、こちらに・・・。申し訳ない。
いいえ、今、そちらのサイトにお伺いしてみました。
返信削除Googleで「蜷川幸雄演出 オレステス」で検索いたしましたが、そちらではオレステスは検索しておりません。
ん? あれ、ひょっとして、よこいさん?
いやぁ、私のばあい、オレステスというと、エレクトラ、それもシモーヌ・ヴェイユがしきりに言及したエレクトラ(「ギリシャの泉」)の、あの待っても待っても来ぬ人としての弟オレステスのイメージで、すると確かに藤原君はまったくカッコ良すぎますね。正直に言えば、私もエピメニデスさんも書いておられた戯曲が読めない口でして。でも、中島朋子の貧相さは、エレクトラに似合いそうに思います。ちなみに個人的には、貧相なタイプは嫌いじゃない、というより、好きなほうですが・・・。
返信削除あっ! ちなみによこいでした。「あちら」とは同人誌案内さんの掲示板のつもりでした。
そういえば、過去の中に、モダン文学云々との記述がありましたね。講談社文芸文庫の龍膽寺雄はもちろんご承知かと思います。私はあれを読んで以来、龍膽寺雄の書いたものを漁っています。その矢先、先般ある古書市で、平成2年に出たモダン文学全集なるものを見つけました。川本三郎(好きになれない)が柱になって編集したものですが、残念ながら2~4巻までしかありませんでした(ちなみに10巻まであるようです)。しかし、財布に相談したら、お財布さんが申すには「2冊までしか買っちゃ駄目」ということで、龍膽寺雄の文章が見当たらなかった4巻を諦めました。
返信削除なお、時代は下って戦後の方になりますが、椿實はご存知ですか? 「メーゾン・ベルビウ地帯」など、モダン文学の香りが濃厚な小説群です。ちなみに、著作集は戦後間もなくに書かれた1巻ものしかなく、その後は歴史学者になってしまい、つい最近亡くなったようです。
龍膽寺雄も椿實も名を知るのみで作品は未読です。
返信削除モダン文学というか、戦争に傾斜する手前の昭和初期の日本文学のごく短い間の光芒に関心があります。