2006年10月15日日曜日

現代版・楢山節考

 今日も、午前中にすずらん峠越え往復。
 たった一週間で峠の北側の黄葉が急激に進んでいて驚きました。
 霧も巻いていて、そのなかに黄葉や紅葉が緑の葉が混じって展開していて、あ、きれいな写真が撮れそう、と車を停めたかったのですが、道路が狭くて危険なので諦めました。
 帰路、山から里へ下りたあたりでS総合病院のドクター・ヘリが畑に着陸していて、その先に2mほどの落差のある畑から道路へトラクターが転落していました。その先にはパトカー、救急車。
 後でニュースを検索したらトラクターを運転していたのは82歳のお年寄りでした。82歳でトラクターの運転なんて……。操作を間違えても無理はない年齢です。脳挫傷で意識不明の重体だそうです。
 後継者もなく、同居するこどももいない、老人ふたりかひとりの独居生活で、先祖伝来の土地を荒らさないようにとろくな収入にもならない作物を作って、そこをトラクターで耕運していて、ブレーキとアクセルを踏み違え、道路に転落。
 日本の田舎はタイヘンなことになっています。特にこういう山里はほとんど老人ばっかりだし、町へ下っても大型ショッピングセンターやディスカウント店以外は誰もいないゴースト・タウン。
 かつては道に出て誰彼となくつかまえては喋っていたお年寄りも、老健施設やらデイ・サービスやらに取り込まれてしまって、姿も見えません。
 ここで、どんな小説が書けるでしょうか。

 写真は、毒キノコですがきれいなので撮影しました。シロタマゴテングタケか、ドクツルタケか、判然とせず。

dokuturutake.jpg

2 件のコメント:

  1. 昨日、『恋する潜水艦』と『アリスの人生学校』を見つけて、買い込んでしまいました。ようやく、頂戴した本を読み終えて便箋に汚い字を連ねて感想を書いたとはいえ、まだ借りたままの上下2巻物が2つと、推薦された本が1冊、送られてきた同人誌と個人誌が各1冊ずつあるし、モダン文学集も全然読んでいないのに・・・。もちろん、マルケスの新刊も気にならないわけがない。
    ところで、以前私のところにウイルスを持ったメールが立て続けに届いたことがありました。ウイルス対策ソフトが入っていれば実害はないながら、気味が悪いので、プロバイダのメール・チェックも導入したところ、直に届いたが削除したという報せも届かなくなりました。それがメール・チェックのおかげかどうかははっきりしませんが、効果があるのかな、と思い、そのまま余計なお金を払ってメール・チェックを継続しています。
    「季刊文科」の同人雑誌作家特集の巻頭を飾った、「煉瓦」の九鬼高治氏『東司まで』は読まれましたか? 「文芸思潮」の大河内氏インタビューによれば、西村賢太を輩出したのが「煉瓦」だそうですけれど、調べてみたら九鬼氏は1914年生まれ。90歳を越えて書かれた小説(「同人雑誌評」によると当初エッセイとして書かれたらしいです)は、独居老人が寝床からトイレにいくまでの話で、怖いけれど笑ってしまう、迫力のある小説でした。
    恐らく原稿用紙で20枚程度と思われる短い作品で、回想場面など、場面転換が単調で、その辺りには、ダラッとした感じを受けながらも、現代の楢山は住宅街の中、すぐそこ、隣の家にもあるような気にさせられました。
    そういえば、我が家の隣のお宅、郵便受けが溢れている・・・。

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  2. 以前、BADTRANS.Bというウイルスが爆発的に広がった時に、知り合いのアドレスから来た添付メールを開いてしまい、感染したことがあります。運悪く相手にHP用の画像を送ったばかりだったので、その返信かと開いてしまったのです。そしたらウイルス添付で……。
     そのメールの送信元が、現在ではなく前の前の「季刊●科」の版元の編集長のパソコンでした。(検索避けのため一字伏字にしてあります)あの時は、自分のパソコンのウイルスを処理してから、車で駆けつけてもう一台処理したのですが、今考えてみればたいした知識もなかったのに、よくやったものと自分のことながら感心してしまいます。
     版元がここの時は月ぎめで取っていたのですが、やがて版元が変わってからは定期購読もしなくなりました。もう一度版元が変わって、また県内の出版社になりましたけどね。

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