2010年12月20日月曜日

ここから作品が立ち上がるとは

 今日は妻が実家にお歳暮を届けに行くというので、朝食後ちょっと待たせておいて蕎麦を打った。妻の実家は人口がわが家の2倍なので二八で1kgを打った。通常は500gから700gくらいで打つことがほとんどなので、少し緊張した。やはり、こねて延すのは良かったが、切るのにもたついてきれいに切れなかった。2枚に分けて切れば良かった。
 道具を出したついでなので、従姉のW家にも700gを打ち、3回目に自分用にも700gを打った。これを4人前に分けて3人前は真空パック袋に入れて冷凍庫に入れ、冷凍保存実験。残る一人前は冷蔵庫に入れて明後日に試食してみる。なぜ明後日か? 宅配便で翌日配達になる東京へはすでに或る女性詩人にクール宅急便で送ってゆでて食べていただいてOKが出ているので、宅配便で翌々日配達の地域へも大丈夫かどうかという試験をするため。

 昨夜、創作メモが少し進んだ。しかし、パソコン内に書く創作メモはどうも不自由で、メモはやはりアナログな手書きが良さそうだ。夜中に目が覚めてふと書き留めたい時にパソコンではその都度起きてパソコンを起動しなければならないが、アナログなノートだったら枕元に置いておけばいつでも書き留められる。
 100円ショップで買った新書版のメモ帳が最初の「パソコン、各種設定記録帳」に引き続いて、「Rhubarb Memo」、「Soba&oyamabokuchi」、「家事農事全般メモ」、「冠婚葬祭覚書」など5冊あるのだが、かんじんの創作メモは広告の裏であったり、コピー用紙であったり、大概は消滅してしまう紙片で済ませて来た。昔、休まずに半年に一回ずつ律儀に書いていた頃には一冊の創作メモがあり、そこに書き付けられた意味不明の一行や数行からたいていの作品が書かれて来たのだが、掲載が休みがちになってからは創作メモが行方不明になってしまった。
 ということで、もう一冊、新書版のメモ帳を買って来て、今朝方の丑三つ時に紙切れに書き留めた創作メモを転記した。



 書き出しのイメージ。
 
 ある朝不意に、出海(いずみ)の臭覚器官を全面的に塞いでしまう悪臭が出現した。それは炭水化物とたんぱく質と脂肪とがいっしょくたになって、真夏の高温化で一斉に腐敗を始め、数日かけて腐熟化したようなきつい臭気だった。壁際のベッドの中で出海はここ数日の夕食のメニューを思い起こしたが、心当たりはなかった。昨夜はコンビニで買って来たハンバーガーしか食べていないし、一昨夜は280円の牛丼を食べてしのいだはずだし、その前夜は見知らぬ男に寿司店に連れ込まれたついでにホテルにまで連れ込まれそうになった。生ゴミなどないはずだった。

 これでは文体がまったくダメ。自分で悪酔いしてしまう。叙述の文体でことばをもっと必要最低限まで制限しないと。エクリチュール一本。

以下、メモ。
主人公、女性、28歳。名前「出海(いずみ)」。
 彼女が住む20世紀に建てられた古いマンションの隣室から異臭がする。やむを得ずマンション退去して、友人知人宅を転転とする。
 いわゆる住処を放り出されて都市をあてもなく彷徨=(ユリシーズ)せざるをえない女性が主人公。

 彼女は、たとえばサドのジュリエットであったりジュスティーヌである可能性もある。

彼女の職業、これが肝腎!! さて何にする? あるいは無職か、契約が切れたばかりの契 約社員?

 彼女はスタイル抜群だが、顔はその輪郭と目、鼻、口がどこかアンバランスで、いつでも困ったような、済みませんといったような表情をしている。いわば、昔使われたことのあるバックシャン(背中美人)といった感じ。女性の容貌のマイナス面をことさら描写するのはいかがなものかと思うが、そこで躓く訳にはいかない。
 その容貌のアンバランスを正直に告げて、故に背後から犯す男。
��おいおい、それはまたボリス・ヴィアンの「心臓抜き」の一場面のパクリに似ていて、前作で使ってしまっていますよw、やめましょう)

 5倍ズームカメラで覗きをする男。
「35倍でズーム出来て、その上、頭やハートの中まで透視できればいいのにね」
 これは彼女の言葉。
 男はたまたま街で知り合った年下の男だが、彼はやがて殺人行為を決行するに至る。

 女性性の聖と俗(「聖と俗」って昔流行して手垢が付いていますが......)。


 うーむ、メチャクチャなメモ。
 ここから作品が立ち上がるとは、到底、思えませぬが、とりあえずはメモ!!


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