2010年11月1日月曜日

高すぎ、厚すぎ

 『ピエール・リヴィエール 殺人・狂気、エクリチュール』を読んでちょうど中程にさしかかっているが、これまでに三回、ピエール・リヴィエールが《メリエ司祭の「良識」》を読んだと記述しているのに遭遇した。
 メリエ司祭といえば、あのジャン・メリエ司祭か、それともたまたま同じ姓なのかと考えたが、訳注をみてジャン・メリエと判明。
Jean Meslier81664-1729)、フランスの司祭、社会思想家、密かに書き残された大部の手記が死後発見され、時代に先んじた急進的な社会思想家として知られるところとなった。


58815042.gif やはりそうだったか。以前このブログで書いたことがあったが、定価31500円で1365ページの「ジャン・メリエ遺言書―すべての神々と宗教は虚妄なることの証明」の原著者なのです。
 まあ、500ページの文庫本を読むのにこんなに時間がかかる私などには、1365ページなんてぶ厚い本は爆睡用の枕にもならないでしょう。高すぎるし厚すぎます。




 この『ピエール・リヴィエール 殺人・狂気、エクリチュール』についてもうひとつ。
 「3 手記」は母親殺しのピエール・リヴィエール自身が綴った手記なのだが、これが何ともジョイスの「ユリシーズ」最終章である「ペネロペイア」そっくりに改行がほとんどされていない。これだけ改行が無いということは、ピエール・リヴィエール自身の手記に改行が無いということなのだろう。
 改行の無いエクリチュールは案外、面白い効果を生むものだ。




 また雨が降っている。今日、刈ったまま地干ししているソバがそのまま発芽していないか、様子を見に行って来た。発芽はしていなかったがとにかく湿っぽい。しかも追熟して殻が真っ黒に黒化していた。こんなに風雨に曝されていて風味に影響はないだろうか?
 
 夕食時、妻がソバを食べながら「去年のソバなのに、おいしいわね」
 そりゃそうでしょ!!

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