2007年5月2日水曜日

夜来香(イエライシャン)の香り

 二男の麻疹罹患騒動で世田谷のある駅からアパートまでの小路を歩いている時、沈丁花の香りがしてふっと、そういえば最初にアパート探しに来て世田谷線沿いを歩いている時も沈丁花の香りがして同じことを感じたのだったが、中国の女性作家、残雪の『カッコウが鳴くあの一瞬』のなかの「天国の対話」の書き出しの一行を思い出してしまった。
 夕べまた夜来香(イエライシャン)の香りがした。あなたがこのことを教えてくれてから、これでもう五度め。
 この書き出しがなぜか気に入っている。小説をこんな風に書き出せたらいいなあ、と思う。夜来香(イエライシャン)の香りがどんな香りかも知らない癖にである。
 夜来香が咲いた様子はこんな感じで、まるで黄色いヒトデが空から降って来る感じで思わずくすくす笑ってしまいました。

 同人誌発送のための宛名ラベルの宛先を逐一検討しながら、ラベルをプリントアウト。
 その後で、大事な人の名前が落ちているのを発見。
 昨年の6月に、このパソコンのHDが物理的に壊れて大事な宛名ラベルが消失し、以前のラベルから復旧したのでどうも大事な人が抜けていたり、どうでもいい人が残っていたり、結局はもう一度印刷し直し。
 
 ryoさんが「薄雪鳩が鳴いた夏」を読んで下さったという。
 ここに登場する薄倖の女性は実際に薄倖だった従姉のイメージを借り、薄雪鳩は亡き父親がかつて実際に飼っていた鳥だった。
 北と南の両方の窓を開け放った夏の日の午睡の、微かな意識の揺らぎのはざまにポッポポー、ポッポポーというのどかな薄雪鳩の声だけが聴こえ、あの頃の私はなぜかそれだけで十二分にしあわせだったような気がする。

2 件のコメント:

  1. GWなんて、今の私には何の関係もないにも拘らず、何故か「お正月」気分で楽しまなきゃって感じになるのは何故でしょうか...。
    昨夜は、久しぶりに芋焼酎をコーラ割りして飲むことを思い立ち、飲んでみました。薄雪鳩の鳴き声は、普通の鳩とは少し違いますか?
    数年前、まだ実家をたたんでない頃、マジシャンの鳩を預かっていた時期があります。1年近く3羽も..。マジシャンはマンションで鳩を飼って、鳴き声が煩い〜とクレームが来たそうです。我が家でも明け方近くから「クルークルー」とよく鳴いてました。思い出します....。

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  2. 薄雪鳩はオーストラリア原産の小型の鳩で、普通の鳩より、ひとまわり、いやふたまわりくらい小さく、鳴き声ものどかです。
     鳴き声はのどかで、哀愁さえ感じられます。
     今、検索してみたら、2Chでウスユキバトヲマターリカタルスレなんていうのがあって驚きました。ファンがいるんですね。
     でも2005年9月に施行された「動物の輸入出届出制度」にひっかかるようで、輸出入はむずかしくなったようです。

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