プラトンの洞窟カフェ
文学と非文学、あれこれ
2001年1月18日木曜日
日本文学の特異な時代
牧野信一の「ゼーロン」、「西部劇通信」、坂口安吾の「風博士」、「霓博士の頽廃」などを読み返すと、あの時代にこのような小説が書かれたことに驚嘆する。尾崎翠の「第七官界彷徨」もそうである。
妙に前後と切れているというか、日本的な私小説の規範とはまったく別の論理で創作が試みられた、かなり突出した時代であった。西洋かぶれという変な言葉があったが、モダンボーイ・モダン・ガールが出現したくらいだから、戦争突入前夜の日本人のわずかな精神の輝きであったのだろうと推測する。
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