もうだいぶ前に亡くなったフランスの作家、ボリス・ヴィアンの戯作に『醜いやつらは皆殺し』という小説がある。エンターテインメントの形式を踏んでいる小説なので、文学的価値がどうこうという作品ではないのだけれど、少しだけ気にかかる。
帯にはこう書かれている。
「美しい人間だけが住む人工の楽園を。太平洋の小島で人工空間を次々と作るM博士の異常な執念を描く鬼才のSFチック・ハードボイルド」
何だか、007の何作目だったかの悪役、「ドクターNo」を思い出してしまいました。
真でも善でも美でもない人間を排除するのは簡単ですが、かといって真でも善でも美でもない人間に存在価値や存在理由がないのかといえば、そうでもないのです。
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